~ 専修学校・日本語学校と企業・介護施設の産学連携マッチングモデルの構築

 

1.主旨:

学校や企業の人材ニーズをデータベース登録頂き、オンライン配信とオフラインマッチング会二種類の方式で、日本語学校・専修学校と、奨学金、アルバイトや就職の機会が提供可能な企業との連携を促進します。

産学連携受入れモデルを構築して、海外の学生の来日後の経済面とキャリアへの不安を解消し、入口から出口までの来日プロセスを支援する体制構築を目指します。

 

2.解決する課題:

1)外国人留学生の来日のプロセスは、通常、中国の現地学校や送出機関と日本語学校の連携、日本語学校と専修学校の連携、専修学校と企業の連携、という分離型のモデルで行われています。その結果、来日前の学生が、専修学校やその先の就職先の情報に十分にアクセスできない状況にあります。

 

2)来日後のアルバイトと就職情報を把握できない為に、経済的な不安と将来のキャリアへの不安を抱える学生が多くいます。

 

3)介護業界では外国人受入れのため、企業の貸出奨学金や各自治体の奨学金プログラムなどの留学サポート政策が数多く実施されていますが、専修学校の在学生や入学希望者に向けての情報発信が多く、来日前の学生や日本語学校の在学生にはその情報に接する機会が少なくて詳しい状況がわかりません。産学連携が実現できれば、経済的な支援への理解も深まり、来日できる学生が増える可能性があります。

 

3.事業内容:

1)外国人介護人材受入ニーズ情報を、首都圏の日本語学校、専修学校、企業・介護施設から発信頂き、関連協会や関係企業のご協力も得て、データベースにさせて頂きます。別途、GHHが構築するプラットフォームに、学校や企業の紹介情報を掲載します。

 

2)ニーズ情報を定期的に更新して発信し、マッチングを促進して、地域ベースの産学連携一貫マッチングモデルの構築を支援します。

 

3)日本語学校、専修学校と介護施設・企業を対象に、産学連携を実現して外国人留学生を受け入れている学校・企業の実例や入国管理制度等の情報の共有を行う情報交換会を行います。

 

4)外国人留学生向けに奨学金が提供可能な企業を募集し、専修学校の奨学金プログラムやアルバイトや貸出奨学金が提供可能な留学就労プログラム等が中国の学生に対して来日前に呈示できる、産学一貫モデルを構築することを支援します。

 

4.スケジュール:

• 2020年12月より、日本語学校、専修学校、介護医療施設の外国人受入れニーズを収集し、データベース化   します。また、プラットフォームを活用して、学校や企業の情報を提供します。

• 2021年1月以降、学校と企業・施設のマッチング会を開催し、日本語学校、専修学校、企業・介護施設の産学連携マッチングモデルの構築を支援します。

• 2020年1月以降、構築したモデルを活用して、中国での宣伝・募集活動を致します。