「介護の日本語教室」講座内容まとめ⑤ ~入浴介助~

2022-03-31

 日本人はお風呂(ふろ)に入る習慣があります。日本人にとって入浴は、単に体を清潔にするだけでなく、心身をリラックスさせる時間でもあります。また、入浴には関節(かんせつ)の痛みを和(やわ)らげるや血液循環(けつえきじゅんかん)を促進(そくしん)するメリットもあります。

 高齢者が安心、安全に入浴できるための入浴介助(にゅうよくかいじょ)が必要不可欠なケアの一つです。


入浴介助の種類

一般浴(いっぱんよく):自分で歩ける人や、手すりなどをつかんで歩行できる人が浴場を利用する入浴方法

機械浴(きかいよく):機械を使うことで、利用者は座ったままや寝たまま入浴する方法

リフト浴:椅子タイプのリフトに座って入浴を行う方法

シャワー浴:浴槽に入らない、シャワーを浴びる方法


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全身浴(ぜんしんよく):肩まで浸(つ)かる浴

半身浴(はんしんよく):みぞおちまで浸かる浴

部分浴(ぶぶんよく):体の一部のみを湯につける浴、「手浴(しゅよく)」や「足浴(そくよく)」があります

清拭(せいしき):入浴ができない場合に蒸(む)しタオル等で身体を拭くこと

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◆入浴介助でよく使う言葉


言葉

例文

浴槽(よくそう)

~に入る  ~につかる

湯船(ゆぶね)

~から出る  ~から上がる


~が深い

かける

(体/体の部分)にお湯を~

浴(あ)びる

シャワーを~  日光を~

拭(ふ)く

(体/体の部分)を~

清潔(せいけつ)

~にする  ~を保(たも)つ  ~感(かん)

湯加減(ゆかげん)

~をみる

垢(あか)

~がつく  ~がたまる  ~を落(お)とす  耳~