「介護の日本語教室」講座内容まとめ① ~日本の介護現場について~

2022-03-30

 日本の人口は、約12千万人です。

 その中、65歳以上の高齢者は287%(2020年)、14歳以下は12.0%(2020年)です。このように、高齢者の数が子供の数より多い社会を少子高齢化社会といいます。


    高齢者社会(こうれいしゃしゃかい)——だんだん高齢者が多くなっている・・・ 65歳以上の割合   7%~

        ↓

    高齢社会(こうれいしゃかい)——高齢者が多い・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・       〃           14%~

        ↓ 

超高齢化社会(ちょうこうれいかしゃかい)——高齢者がとても多い・・・・・・・・・・・       〃        21%~

 

 日本は、2007年に超高齢化社会になりました。

 

◆介護の問題

簡単に言えば、介護(かいご)とは「高齢者や介護が必要な方をお世話(せわ)すること」です。

今の時代では、核家族(かくかぞく)、単独世帯(たんどくせたい)が増えて、 家族の中で親の世話をできる人が少なくなった。

そのため、介護が必要な人に風呂(ふろ)、トイレ、食事(しょくじ)などの介助(かいじょ)や日常生活の世話、リハビリテーションの手伝い、健康管理、療養のための世話を提供する施設、つまり介護施設(かいごしせつ)が必要になりました。


◆施設を利用する人

利用者(りようしゃ):施設を利用している人

通所者(つうしょしゃ):自宅から施設に通っている人

入所者(にゅうしょしゃ)/入居者(にゅうきょしゃ):施設に入居している人

退所者(たいしょしゃ)/退去者(たいきょしゃ):施設から出て生活をする人

障害者(しょうがいしゃ):心身に障害があり、日常生活に制限を受けている人


◆施設で働く人

介護職員(しょくいん):現場で利用者の介助や身の回りのお世話をする人

ケアマネジャー/介護支援専門員(しえんせんもんいん):要介護者(要支援者)に対して適切なケアプランを作成する人

管理者(かんりしゃ)/施設長(しせつちょう)/ホーム長:事業所全体の責任者

介護事務(じむ):介護保険や介護に関する事務業務を行う人

生活相談員(せいかつそうだんいん)/支援相談員(しえんそうだんいん):施設で、利用者の受け入れに必要な説明や契約、さまざまな手続きを行う人。

栄養士(えいようし)利用者に適した献立を作成する人

看護(かんご)職員/看護師:利用者の日々の健康管理や服薬管理をする人

機能訓練指導員(きのうくんれんしどういん):利用者が自立した生活を送れるように身体機能の訓練を行う人


施設内

玄関(げんかん)

受付(うけつけ)

戸(と)/ドア

通路(つうろ)

階段(かいだん)

居宅(きょたく)

居室(きょしつ)

部屋(へや)

室内(しつない)

室外(しつがい)

浴室(よくしつ)/風呂場(ふろば)/お風呂(ふろ)

脱衣室(だついしつ)/脱衣所(だついしょ)

洗面所(せんめんじょ)

シャワー室

お手洗い(おてあらい)/化粧室(けしょうしつ)/トイレ

機能訓練室(きのうくんれんしつ)

診察室(しんさつしつ)/診療室(しんりょうしつ)

静養室(せいようしつ)

面会室(めんかいしつ)/面談室(めんだんしつ)

事務室(じむしつ)/事務所(じむしょ)

食堂(しょくどう)

非常口(ひじょうぐち)/避難口(ひなんぐち)

倉庫(そうこ)/物置(ものおき)

設備(せつび)

配置(はいち)

送迎車(そうげいしゃ)

下駄箱(げたばこ)

掲示板(けいじばん)

戸棚(とだな)/棚(たな)

消火器(しょうかき)

コンセント