2022-03-31
健康な人は寝ている間に無意識(むいしき)的に身体(しんたい)の位置や姿勢を変えていますが、障害や高齢から、身体を自由に動かせなくなると、寝返(ねがえ)りもうまくできなくなります。
長時間同じ姿勢のまま寝(ね)たきりの状態が続いていると、身体の同じ部分に圧迫(あっぱく)が集中(しゅうちゅう)し、血液(けつえき)の流れを妨(さまた)げてしまいます。その結果、床(とこ)ずれ/褥瘡(じょくそう)、血流障害(けつりゅうしょうがい)や間隔麻痺(かんかくまひ)などを引き起こしてしまいます。また、全身の血液の流れにも影響し、心臓や肺などの機能低下(きのうていか)を招く恐れもあります。
そこで、2時間以上同じ姿勢にならないように、介護職が体位変換(たいいこうかん)を行う必要があります。
◆体位の言葉
言葉 | ||
姿勢(しせい) | 安楽(あんらく) | 起居動作(ききょどうさ) |
体位(たいい) | 体位変換(こうかん) | 仰向(あおむ)け |
保持(ほじ) | 横向(よこむ)き | うつ伏(ふ)せ |
臥床(がしょう) | 上向(うわむ)き | |
腰掛(こしか)ける | 下向(したむ)き |